あ行 辞典と事典
あ行 a I u e o あいうえお
あらあいで→私は私で わやわいで→私は私で わらわいで
あやあいで→私は私で あいわあいで→私は私で
あやのー、わやのー → わたしは
〜は
あいあ、わいあ→わたしは  あや→私は
あ   私、僕 自分を呼ぶとき
あい、あが、あれ、わい、わが、わら、われ、等
あーごめ 粟 (江戸時代、明治時代)粟→米(国語調査)
あい   私 わい
あい はい やあー
あい  私、僕
自分を呼ぶとき(あが、あれ、わい、わが、われ、等)
あいが        私が
あいがえ、      自分の家 我が家
あいどうじゃ     私だよ わたしです
あい         あれ
あいだら       わたしです
あいだんのーじゃ   あれだろう (私だろう)
あいだんのーわ    あれかもしれない(私かもしれない)
あいがやろわ     私が(ぼくが)します あがやろわ
あいー  あれまー なんとまあ
あいどうが      わたしですが
あいどうじゃ     私だよ わたしです
あいのきしば アジサイ
シバ、は草や木の葉のこと、しば→牛や山羊の飼料にする植物
かさしば→枯れ草  かんじょうしば→あじさい
かんじょう→(閑所)便所のこと
あいやいやい あら、ありゃ、おや 感嘆詞 ほんとにもう、まったくもう
あいらげー      私の家
あいんしゃー 私なんか しゃー→私は→あいんしゃー、貴方は→おみんしゃー
あう         おう(樫立)「あう、お前はそごんどうことして」
あぉ ああ
あおぜ        あおだい
あおのけ       上向き
           あおのけに、まくでかるたの、ひんがよし(江戸川柳)
あおのっけ      上向き 仰向け
あが 私、私の、私が
あがー       私の 私のを あがーければよけだら→私のをあげれがよいのです
あがあ        私の 私のを あがーければよけだら→私のをあげれがよいのです
あがーも       わたしのも あがのが→私のが、わたしの分が
あがい   吾家 自分の家 我が家 私の家
あがいに、      私の家へ
あがえに       私の家へ
あがえ        自分の家 我が家 私の家
あがこ        私の子供
あがだー       わたしのだよ
あがだら       私のです
あがとけー     私の家へ、自分のところへ
あがとこ       私のところ
あかちち 赤土
あがのが       私のが、わたしの分が
あかば        あかはた アカヨのこと魚の名
あかび 欠伸
あかへび       赤蝮 くろへび→黒蝮
あかみ        もっこく あかみのき
あがめ        私の物
あかめし
あかめんたま     きんめ
あがやろわ      私がします
あがやろじゃ     私がします
あがりやれ      たべてください 家の中に入って下さい
あがれ        食べなさい めーれ かみやれ かめ
あかよ        あかはた アカバのこと 魚の名
あきしけ       秋のしけ
あきしけのすと 秋の時化になると すと→すると、なると
あきゃー 赤い 坂上
あく
あぐ 顎 おとげー
あくす        ごちゃごちゃ ゴミのような状態
あくたれ       悪口を言う 悪口を言う人 あくてー
あけー 赤い 江戸言葉
あげー、       吾家 私の家
あげえ   吾家 私の家
あげしゃん      上向きになること  上のほうへ
           (のっけしゃん)とも言う 上向き あおむけ(あおのけ、あおのっけ)
あげしゃんなって   うえむきになって  あおむけ(あおのけ、あおのっけ)
あげしょ       満潮  さげしょ→干潮
あげろーか      〜してあげようか
あけろひ 翌日 明くる日 明ける日 あした
あこ
あこのき       カラスの山椒 カラス山椒
あこび        欠伸
あさがね       磯もの(貝など)を取る道具 (海苔かき、はんばかき)
あさけ        朝食 ひょうら→昼食 ようけ→夕食
           あさけーわ、かんできたら→朝食はたべてきたよ
           家にあれば笥に盛る飯を草枕、旅にしあれば椎の葉に盛る
           やまで、きんぼかみゃ、いもばを、ごきに、くわのこえだを、はしに折る
           け→笥(食物を盛るうつわ また、物を入れるうつわ) ごき→食器
あさげ        朝食 古語には夜明けを指す(あさけ)があるらしい
あさちい 朝露
あさね        暗礁
あさもの 朝食
あじ クモの巣 クモ
あしー 兄、兄さん
あしーどの 兄、兄さん、あせー、あせーどの
あじぇ
あじくり クモの巣 
あしけ        まったくもう あしけ→悪しけ
あしけこと      まったくもう
あしけことたり 悪いことだ 古語→悪しき事たり
あしけことに     どうしようもない.
あしけまー      ほんとにもう!!(マゴー→紛う、間違う [まごにゃ→中の郷])
あしけまごー     ほんとにもう!!(マゴー→紛う、間違う [まごにゃ→中の郷])
あしなか       草履の事 足半 つのくり草履→草履の先が角のような形になっている
あす  明日 あさって さんなさって しあさって
あず  境 境界 あづ(畦)あぜ あじぇ
あすあす       明日
あず石        境界に置いた石 あず木
あすく あそこ うくとも あすくいら →江戸言葉
あずせぎ 境界をおかす、取る事(境界あらそい)
(せぐ、せぎ→けずる、そぐ) せぎこむ→けずりとる、入り込む
あすっで 遊んで あすっでおじゃれ→遊びに来てください
あすび        あそび
あすぶ 遊ぶ 江戸言葉
あすんで 遊んで 江戸言葉 あすんでおじゃれ→遊びにおいで
あすんでわせ     あそびにおいで
あせい 兄、兄さん(セナさん)
あせいとの 兄、兄さん あせいと、のー→お兄さんと、ねー
あせいどの 兄、兄さん
あせー 兄、兄さん 我が背
あせーどの 兄、兄さん
あせーどめ 兄、兄さん
あせへ 兄、兄さん
あぞき 小豆
あそびがつ      あそびがてら あそぶついで
あそびがつら     あそびがてら 
あたげて       いじめて
あたげな       いじめるな
あたげる いじめる、からかう(いろーる → いじめる、からかう) 
あたげられろんて   いじめられるから
あたげられる     いじめられる やしがる→からかう
あたげろんて     いじめるから
あたごと       面倒なこと、おおげさなこと 大騒ぎだ
あたごとどうじゃ   大変面倒なことだね 大変だね
あだでか       どのような どのようで どうです
あだでかあんのう   どのようですか どうだろう
あだでも       どうでも、どうしても 
あだでも、やりんのーと、だら→どうしてもやらなければだよ
あだでもよっきゃ   どうでもいいよ
あだどー       どうだい どのようですか
あだどう       どうだい どのようですか
あだに 全く、だって、やっぱり、なにしろ
           あだに、そごんどうことーしたーばだめどうじゃ
           何しろそんなことをしたらだめですよ
あだにしたら どうしよう、どのようにしたら あだんしたら
           あだにしたらよけどう→どのようにしたらいいのか
あだにせばとけどう→どうしたらよいのでしょうか
あだにも       どうにも あだんも
あだにもなりんなか  どうにもなりません
あだにもかだにも   どうにもこうにも
あだら        だよ、たんだ、だら 〜あだら
           くるしもあだら →苦しんだんだ、
           つっぱしって、きとあだら→走ってきたんですよ
           やすけとは(やすけめは)、せんぇんぐりゃあだらんのーは
           安いと(安いのは)千円ぐらいだったよ
あだんしたら     どうしよう どのようにしたら
           あだんせば、よけか→どうしたら、いいの
あたりめー 当たり前 江戸言葉
あだん 全く、だって、やっぱり、なにしろ どのように あだんなろう→どうなった
あだん、でーじく、できんなからら →だって、きれいに、できなかったよ
あだん、そいで、よけどうじゃ →なにしろ、それで、いいんだよ
あだん 何という、どういう、いかなる どのように
    なじょう →どのように なぜに
    なじょう→何ということ 何→豈か?(あに)
あだん だって なぜかというと どのように
あだんか       どうにか 
あだんしたか     どうしたか どうなったか
あだんだか      どうだろう どうだか
あだんどう  どのような、どのていど? どのくらい? どうですか
あだんしぇば どうすれば、あだんせば
あだんして      どのようにして 、どうして
しょめ節 
[あだんしょうしな、ぶっちゃとけてごば、てんでなろかみ、あだんしょうし]
どうにもならないよ、空の上でごろごろ鳴っているかみなりはどうしようもないです
てんでなろかみ→天で鳴る雷 あだんしょうし→あだんせいし。
しょめ節 [思い出すとは、夜もねいられぬ、おみは、あだんして、およりやる]
あなたのことを考えていたら夜になっても眠ることができません
あなたはどのようにしてお寝みになるのですか?
あだんでおじゃろ、あだでおじゃろ→どうなりましたか、かげんはいかがです
あだんしたーば   どうしたら
あだんしても どうしても、どのようにしても
あだんしとう どうしたの、どうなったの、どのようにしたのか?
あだんしょ どうするの? どうしようか?
あだんしょうし どうしよう、どうしようか、どうしようもない
あだんしょうし どうしよう どうにもならない?
あきらめるとき。なげやりなとき。どうにもならないとき
あだんしょうしな どうしようもない
ショメ節
[あだんしょうしな、ぶっちゃっとけてごば、てんでなろかみ、あだんしょうし]
あだんしょか     どうしようか、 どうしたらいいの?
あだんしょだ どうするの、どうするんだ、どうしたらいいのかな?
あだんしょだか    どのようにしようか
あだんしょどう    どうするの、どのようにしますか
あだんしやる     どうしましょう
あだんす       どうする
あだんすか      どうするか
あだんすだか     どうするのか
あだんすかのー    どうしようかな どうしたらいいのかな
あだんせいし どうしようか、 どうしようもない、どうにもならない
あだんせーし     どうしようもない、どうにもならない
あだんせーて     どのようにしろと
あだんせーてよどう  どうしろと言うのですか、どうするのだろう
           よどう→いうのか
あだんせば      どうすれば
あだんせばよけどう  どうすればいいの どうしたらよいのか、 どうするのだろう
あだんそ       どうする どうしよう
あだんそーし     どうにもできない どうすることもできない どうしたらよいのか 
あだんそだか     どうしたらよいのか どうするのか
あだんだ       どうですか どうだい
あだんだか      どうなったか どうなったろう どうしたら
あだんでおじゃろ   どうですか?  どうなっていますか?
           この位でいいですか?(あだでおじゃろ)注(あだっでおじゃろ)
あだんでか      どのようだ どのくらいか
あだんでかあるのー どのようになったか どうなったろうな どうなんだろう
あだんでも どうにでも、どうでも、あだでも、とも言う
あだんどう どうしたの、どういうふうですか どのくらい 
あだんどう、あだんしとう→どうした、どのようにしたの
あだんなる      どうなる どうなるか どうなれば
あだんなると     どうなると どうなれば
あだんなろ      どうしましょう どうしよう
あだんなろう     どうなりました、どうなった?
あだんなろどう      どうなるのかな? どうしよう
あだんのー        でも だって やっぱり なにしろ(たくさんの意味がある)
あだんのー        あれは〜だって だってねー
あだんも どうにも
あだんもかだんも  どうにもこうにも
あだんもしきりんなか   どうにもできません
あだんもだっていや    どうにもならないらしい どうにもできないらしい
あだんもなりんなか    どうにもならない
あちー 暑い、熱い
あつかひ 胡坐 足交い
あっかり  あかぎれ
あつき 小豆 濁点が消える あづき→あつき
あつきめし 赤飯
あっけい 踵、脚、あっけからひがでる、あっけから涙が出る(くやしいこと)
あっけいのき  あかめがしわ
あっけー 踵 あっきー(末吉)あっきゃー 
あつける 預ける、あづける→あつける
あった 全く
あったけち   あれまあ!、全く、ほんとにもう!と言うような感じです(中之郷の言葉)
あっち   あの時(あっとろ)、いつぞや
あっちゃん        あっちの方へ
あっちゃんこっちゃん あっちこっち
あっつぇいしば  あっちぇいしば がくあじさい
かんじょうしば→がくあじさい(トイレットペーパーに使った)
かんじょ(閑所)→便所 雪隠 厠
あっで 何で 何故
あっでか         なんで
あっとろ  以前  以前あったこと あの時、いつぞや
あのとき、あの場所、あっちという場合もある。場所又は物を指したりする
あつは 五女
あっぱ 五女 幼女 五男
あっぱ 赤ん坊 童(わっぱ)め
あっぱめ 赤ん坊
あつべる 集める
あつりゃーる 注文して作らせる、誂える
あてがり   手抜き、いいかげん、大雑把、丁寧ではないこと、気を遣わない時にも使います
あどあ 〜した まるぼあどあが →死んだんだけど
かもあどあが→食べたのだが
いこあどあが→行ったのだが
いおあどあが→言ったのだが 
あどあじゃ したのだ 、したものだ→したあどあじゃ、しとあどあじゃ
あとかた        後ろ うえっかた さっかた したかた 右、左
あとしめー       最後、終り
あとしめーにゃ     終り頃には
あとしゃん  後ろに、後で、後ろへ、またあとで 後刻
しゃん→〜へ、前しゃん、横しゃん、くにしゃん→行方、方向.
しゃんと、しゃーんと→しゃんめーる(燃えきってしまう事)
あとしゃんも      後にも 後でも
あなごじ        穴 穴の底 あなんごじ
あなした 足の裏 足な下 あなした
あなた 相手
あなと         足の裏
あなま         穴のなか
あなまもり       とこぶしの種類 あなまもりは学名だそうです
あなんごじ       穴 穴の底 あなごじ        
あに 何、なに (あんどー)豈
あにかーもってこー   何か持って来い
あにかもってこーな   何か持って来たら
あにーかもってこー   何かを持っておいで
あにーかもってこーな  何か持って来たら
あにーて        何だって
            あにーて、おしゃろー、にー、おめーが、なめー
            なんと、おっしゃい、ましたか、あなたの、お名前は?
あにーておしゃろー   あにーておしゃろー  なんと言ったのでしょうか
        (あにーておしゃろーにー)
     明治42年生まれの女性のことば(平成21年6月15日に聞いた)
            あにーておしゃろうどうかわかりんなかろうて
            あだんなればよけどうか、まごつってあらら
なんとおっしゃったか、わからなかったので
            どうすればよいのか、戸惑っていました
あにーどの
あにか 何か
あにせいで 何の理由で、何故、あんのせーで
あにせいで、そかーにそ→何故そうするんだ
あにせいで、われにかあ、えばよけじゃ→何故私にその事を言わないんだ
あにつきにか どうしてか
あにのおすなる     何をおっしゃる あにょうおすなろ
あにょ 何を
あにょえば       何をいえば 何と云えば
あにょおしゃろ     何を言うのですか
あによう 何の用 、何用 あにようどう→何か用があるのか、用事は何?
あにょか 何か、何かを、なにかを(なにか)なにを
あにょかすのー 何をするのか、何をしているのか
あにょかむか 何をたべようか、なにをたべているのだろう
あにょかも 何を食べているか、なにをたべますか
あにょかも なにをたべる?、なにをたべているの?
あにょかもってこーな  あにょかもってこーな 何かを持ってきたら
あにょかもってこーな→何かを持ってくれば!
何かを持ってくればよかったのに!言い回しがあります
あにょかゆのー 何を言っているのか、(今から)何を話すのだろう
あにょけろ 何をくれるか、なにをあげるか
あにょしょ 何してんの なにをするの 何をしているのか? 何をしようか
あにょしょーい?    何してんの なにをするの 何をしているのか? 何をしようか
あにょしたーろ?    何をしてるの 何をしているか、
あにょすか 何をしているか、なにをするのだろう
あにょだそ 何をだしますか、なにをだしてくるのか、なにをだしたのだろう
あにょまばろ 何を見ているか、何を見ますか
あにょゆか なにをいうか、何を言っているか 何を言おうか
あにょよ   何を言う、何を言うの、 何を言っているか?
あにょかゆのー→何を言っているのか
あにょよか 何を言うか、何を言うのか
よか→言うか?
よ→言う か→疑問(よとえば)「よ」と「えば」注*↑↑↑
あにんかも 何もかも
あにんかも、あにんかもー、あにんがも、あにんがもー なにかまうものか
あにんかもうし     なにを!かまうものか 余計なお世話 どうたっていいよ どうでもいいですよ。
あにんかもう なにを!かまうものか 余計なお世話 どうたっていいよ どうでもいいです
だらーて→だって、だとしても
あにんかもうしなわがせいだらーて→私の所為だとしてもどうでもいいですよ。
あにんかもうしな→どうでもいい、どうでもいいじゃないか。
せい→所為
しょめ節
[あにんかもうしな、わがぼうくなろに、カンモのしびでも、けろじゃなし]
私の世話はやかなくてよいですよ、さつま芋のしっぽさえも呉れるはずもないのに
わがぼうくなろに→私は自分で生活しているのに(大きくなるのに)
あにんかもそごんせばよっけじゃ 何もかまうものかそうすれば良いよ
何だっていいよ、そのようにするといいよ
あにんかもーな     何だっていいよ なにを!かまうものか
あね         
あねい
あねいどの
あねー
あねえどの
あねーどの
あねへ
あのない     あのね うのない
あのねい      あのね うのねい
あばよーい  さようなら
おもおわよーい→さよならの意味に使われる
「思われろはのー」→愛情を持って懐かしく思う事、別れ難い時などにも...。
あび        神巫、巫子、市子、
あび   木苺(八丈イチゴ、八丈草イチゴ、カジイチゴ、冬イチゴ)なわしろイチゴ
あびべー      アビの葉 ヤギや牛のえさになるアビの葉
あぶき       とこぶし
あぶめ ウシアブ アブ
あぶらよ      ふえだい 魚の名前
あほうまばり    あっけにとられている様子 意味もわからずに見つめている様子
あま 天井 屋根裏、屋根裏の物置
あま→富山、愛媛
あまだ→島根、広島
あまだな→静岡
あまだな→山口≫囲炉裏の上の棚
あまや→山形
あまご       乾燥機 燻製機のようなもの 蒸籠(せいろ)
あます       吐く もどす(おたく→吐く)
あまばし      階段
あまのひと ネズミ 天井の人 天の人
あみきおり     網の修理 漁網を修理すること
あみさ       南いずすみの幼魚
あめしゃじく    しゃ降りの雨 激しい雨
しゃじく しゃじくの雨→どしゃ降りの雨 
さめざめと泣く→小雨小雨と、早雨早雨と
しょめ節 姑かみなり、小姑なずま、嫁はしゃじくの雨(号泣する)となる
玉鉾の、道来る人の、泣く涙、小雨に降れば、白妙の、衣漬ちづちて、
立ち留まり我に語らく(万葉集230)
車軸(しゃじく)地かみなり
(1819)江戸時代(化政期)(寛政1789〜1802)(文化文政1804〜1830)
化政期の落語本集(近世笑話集下)
ひとむれの大夕立、車軸を降らすが如く、
ピカピカと光るやら、グワラグワラと鳴りわたる大がみなり
あめしゃちく    激しい雨 どしゃ降りの雨
あらける      ひろげる 開墾する
あらしい      新しい
あらしく      新しく
あらしくて     あたらしい
あらしけ 新しい
あらしょ  新しい畑
あらす ころがす 高いところから転がして落とすこと
(炭木や薪、牛の飼い葉などを山の高いところから落とした)
まきーあらして、りょうがわげーなべておこどうじゃ
薪を転がし落として道の両側に並べて置いたのだよ
あらす       新しい畑を作る 開墾すること
あらば       居るなら あるなら ひとやある→誰かいるか
あらーば      あったなら あるなら いるなら
あらまし      アラマシ(大体のところ、おおすじ)
あらっていが    あったそうだが
            うくにあらっていが→あそこにいたそうだが、あそこにあったそうだが                  
           したあらっていが→していたそうだが
あらっちが     していたが あったが
あらら       あった
あららっていが いたそうだが あったそうだが あったらしいが
そごんよぼーて、あららっていが→そう呼んでいたそうだが
あららば      いたなら あったなら 〜だったなら
あらーよ      あったよ 居たよ
あらんのうじゃ    あったろう
あらんのうわ    あったかもしれない そうかもしれない 居たかもしれない
ありーたす 〜です、〜あり致す
ねつこくありーたす →小さいのです 
そごんでありーたす→そのようでございます
ありめ アリ ひやしめ べーし
ありんなか ありはしない 無いです
ある 居る ひとやある→誰かいるか
ぼーさまあるかー? ない→坊様居る?―居ない
あれ   居ろ 居なさい
よーら(で)あれよ(じっとしていなさい)
おったら(で)あれよ(黙っていなさい)
あれ     私、僕 自分の事
あれにやらせてみー→私にさせてみなさい
あれい        洗へ 
あれい        私を
あれんしゃー     わたしたちは わたしは われんしゃー
あれんせー      わたしは われんせー
あろ ある
あろあじゃ 〜したのだ  していたのだ  〜したのものだ
ごみょささぎーしたあろあどあじゃ→薪を頭に載せて運んでいたのです
おろあどあじゃ→織ったんだ 
しょあどあじゃ→背負ったんだ
あろあよ 有ったのを、居たのを あろーよ
あろう あった ある
そぐゎんことが、あろもんどぁーと(あろうもんどうと、)てーぎだら 
そんなことがあろうものなら大変だ
あるを あろを
あろうが       有ったが 居たが
あろうじゃ      有ったよ
あろうて       有ったから
あろうめ       有ったのを 居たのを
あろうりい      洗いに
あろうる       洗う
あろうれ       洗いなさい
あろうろわ      洗うよ
あろうよ       有ったの 居たのを
あろうを 有ったのを 居たのを
あろうどうが     有ったが 居ましたが 居たが
あろが        ありますが 居ますが
あろだが       有りますが 居ますが
あろどうが      あるのだが 有りますが 居るが
あろわ 〜有る、〜居る、 あるを、あろを
しにかかってあろわ →死に掛かっている
雨の降ってあろわ →雨が降っている
へびろぁーみちばたにぶっちゃってあろわ →着物を道端に捨ててある
あろんて       あるから 居るから
あわら        会いました 合いました あわらら あわららら あわらば→会ったなら
あわれろで 会えるので あえるから
あん          何 
あんけのへい 思いもよらぬこと あんけ、あんぐり あんけら あっけらかん(古い言葉)
あんげのべい 馬鹿らしいこと(古い言葉)
あんこ 女の子
あんしー 何故、何をしに あんしー
あんしーしょどう   なんでするのか なんのためにするの!
あんしに なにしに、なんのために
あんしにしょどう   なんでするのか なんのためにするの!
あんせい       どうして なんで なにしに
あんせいやろどう   何でするのか? なんのためにするの!
あんせいよ      なんでいうの 何で言ったのか
あんせいよどう    何で言ったのか 何のために言うのか
あんせいしょどう   なんでするのか なんのためにするか
あんせー 何故、何をしに。
(あんのがら→何のために)なにしに、何で (あんせーいこどう、言をどう)
あんせいせいし    何でやるものかしないよ
あんせーやろーし   何でやるものか、何しにやるものか、=あんせいやろどう
やろうし→するものか
あんせーやろどう   どうしてやるの、どんな理由でするの
あんだ 何だ
あんだか       なんだろう
あんだーかんだー   なんだかんだ(あんだかんだ)
あんだーてよ 何だって言ってるのか
あんだらーて 何だって、なぜですか、なんだよ?
ちょっとらんぼうな言い方、喧嘩腰、威張っているとき)
あんだらーていぇばよけどう→なんと言ったら良いのですか?
えばのえはyeと発音します。あんだーてよ
何だと言っているのか?(言っていたのか?は よを で(yowo)
えばとよ同じようで同じではない?
あんだらーてよ 何だって言ってるの、何だと言っているのか?
あんだらーてよお   あんだらーてよお  何だと言ったのか
あんだろーこら これは何だろう こらあんどう
あんたんもかんたんも どうにもこうにも あだんもかだんも
あんちゃん 兄さん
あんで          何故
あんでか         なぜか
あんでかーて 何でかって、何故かと
             なぜかと 何かと〜 なんとかとか、何故かと
あんでかーて(なんとかとか)あんでかーて→なぜかと
あんでかーてよだーば→なにかといえば、なぜかといえば
あんでだか        なぜだろう なんでだろう
あんでどう        なんでだろう なぜだろう
あんでもなく 何でもなく
あんでも、かんでも      なんでも、かんでも(樫立 大)
あんにょも、かんにょも    なんでも、かんでも(末)
あんにょも、かーも      なんでも、かんでも(三)
あんど  姉 姉さん あねのこと (いんねともいう)
とみかんど→とみか姉さん、もとかんど→モト子姉さん
あんどぁー 何だ、何ぞ
うら、あんどぁー →あれは、なんだい。
あんどう         なんですか なんだ、なに
あんどー 何ですか、なに、何?
そやあんどー →それは何ですか?
何か用ですか、何かあったのか、などにも あんどうを使います
あんにも 何も なんにも
あんにもなっけ島だらら→なんにもない島だったよ
あんにようても 何も言えない
あんにょも 何をも、なにも
あんね
あんねい         だよ あるよ 〜でこうあんねい→〜である、〜であります あんねーごう 
あんねいごう あるのです そうなのです
あんの          何の
あんの          たいした、どうでも、どうなってもよい
あんのうが        あるだろう、いるだろう あるだろうが
あんのうて あるだろうから しているだろうから、
あるのうで        あるだろうから あるかもしれない 居るかもしれない
             したあんのうて→しているかも 
あんのがら 何のために なんのために 、なにしに
あんのげざりに 何故に なにゆえに
あんのせいで       何の所為で
あんののう        どうでも どうなっても どうでもいいだろう
あんまい あんまり
むげーことにあんまいだら→かわいそうにひどすぎますよ
あんまいだら       度がずぎているよ
あんやいやい あら、ありゃ、おや
    い行
〜へ、〜に 東京い→東京に、東京へ
くにい、いからっちが→東京へ行ったのですが
くにい、いこうどうが→東京へ行ったのですが
〜を え、えー
ありめいとらめーきて →アリをつかまえてきて
〜という
して
そごんすと、ごぞう、すっとってい→そうすると、ござを、しいて、
そごんだーばえにあっとってい→そうならば家にいてから
いー え、えー  〜へ、〜に 〜を
しずもほういー、しるしょつけて→沈む方へ印を付けて
うしめいひっぱって→牛を引いて
きりばんいー、のせて→まな板に載せて
ふじさんいー、のぶって→富士山へ登って
よめんむれーい、きたらっていどう→嫁にもらいに来たそうだが
やくしぇい、あつけとき、いてーたらっていが→役所へ預けておいたそうだが
あつけときいてーた →預けて置きました あつけとく→預けておく  
いー よ、え、えー 〜を
ありめいとらめーきて→アリをつかまえてきて
いーえー 言い合い 江戸言葉
いーっこ 少しも、ちっとも いっこない→ひとつもない
いーっぺー いっぱい
いーもより 良い天気 よけもより
いぇ 家 いぇ(Ye)家
いぇい 良い それでいぇい→それでいい
いぇい 家へ わがいぇい→わたしのいえに
いぇのあま 天井裏
いぇむ 熟して割れる、笑む、ひびわれる
まだ、いぇみんじゃんなおじゃ →まだ割れないだろう
ナオ(三根でノウ) なおじゃ→のおじゃ
(まだ、いぇみんじゃんのーじゃ→まだ割れないだろう)
イェム(笑む、熟して割れる)椿の実の皮→えっがさ→えみがさ)
芝栗の、えむという日もなかりけり 一茶の俳句
いぇり
いかー        行った
いかーが        行ったが
いかーか        行ったか
いかっていや      行ったそうだ
いかめ        か イカ (アオリイカ→バショウイカ)ヤリケン→やりいか
いから  行った 行きました
いからっていが 行ったそうだが、行ったらしいが
いからっていや     行ったそうだが、行ったらしいが
いからっていどう    行ったそうだが 行ったらしいが
いかんのうが      行ったかもしれない 行っただろう
いかんのーわ      行ったでしょう 行ったかもしれない 行っただろう
いかんのうわ      行ったでしょう 行ったかもしれない 行っただろう
いき        範囲 域
いきあう        会う
いきいたしたんのうわ   お行きになったはずです
いきーたしたんのうわ   お行きになったはずです
いきおう        会う いきおうろにゃ、くれえーに、いきんのうとだーの
いきおうる 会う 会った
いきやう        会う
いきやいもせづ     あえない 会わない 会う事も出来ない
いきんしゃで      行かないで なかなかいかないで
いきんじゃーば     行かないなら 行かなかったら
いきんじゃらば     行かなかったら 行かないなら
いきんじーまで     なかなかいかないで 行きそうもなくて
いきんじゃった     行かなかった 行かなかったか
いきんじゃっていや   行かないそうです
いきんじゃらー     行かなかったよ
いきんじゃらら     行かなかったよ
いきんじゃろうか    行かなかったか
いきんなか 行かないよ
いきんなかんのうわ   行かないでしょう 行かないかもしれない
いきんなこに      行かないのに
いきんなった      行かなかった 行かなかったか
いきんなーば      行かないと
いきんねー       いかない  いかないか 行こうよ
いきんねーか      いきんねーか? いかないか いきんねー いかないよ!
いきんのうか      行かないか 行きませんか
いきんのうじゃ     行かないね
いきんのーじゃーてって  〜いかないよと言って いきなこにてわーてって
いきんのーしゃーて    行かない様にしようとして 行かないようにして
いきんのーと       行かないと
いく 行く
いくか 幾日、何日
いくのーは 行くだろう、行くかもしれない
いくぼ 笑窪
いげ 湯気
いげーも エグイモ えぐいいも
いけんじゃらー      行けなかった
いけんじゃらら      行けなかったよ
いけんなか        行けないよ
いけんなった       行けなかった 行けなかったか
いけんならー       行けなかったよ
いけんねー        行けないよ
いけんのうごんなった 行けなくなった
いこうか         行ったか
いこか          行くか  いこか(行くか?)いきんねー(いかない!)
いこが          行きますが
いごく 働く 動くこと→岡山弁でも
いこごん 行こうよ
いこーし        行くわけない 行かない
いこうしゃあて     行こうとして
いこだら        行くのだ
いこだーば       行くならば
いこどうじゃ      行くんだよ
いこぼ 笑窪
いごら 鼾 いごろ 
            (ら→ろ に変化)あぐらをかく→あぐろーかく
             あぶろうしぼる→あぶらをしぼる
            (いごろーふく→いびきをかく)
いごろ 鼾 ら→ろ
いごろー 鼾(いごろーふく→いびきをかく)
いこわ         いくよ
いこわーて 行くよと
てらめーりん、いこわーてって→寺参りに行くよと言って      
てって →と言って
いこんて 行くから
いしこつぼら 石ころ 石だらけの様 ほら→洞 こつぼら→小石
ぼら、ほら→谷 石だらけの谷筋の道
いしば         いしばさま→土地の守り神、屋敷神、ほうで(宝殿)じば神様(地場神)
いしまま 石の崖
いじめる 怒る 叱る そーぐ わいきる わいきょうる あたげる
いしゃろう       石洗い(よこものはずれ→場所の名前)
いずのき        ゆずりは 
いそごっこ       いそひよどり
いそっで        いそんで
いそんで 急いで いそっで
いたり         どぬけたこと(他よりも多く)樫立だけが使う
いたりつくせり     どぬけたこと(他よりも多く)樫立だけが使う 
いちにんめー 一人前 江戸言葉
いつかの いつか
いっかた        一切
いっこ 一向に、全く いっこない→少しもない いっこしゃっつら→まったく意地悪
いっこー えっこ 全く 少しも、ちっとも 全然
いっこく        強情 四国でも
いっこない 少しもない、ちっともない 全然
いっさん 皆 一山
いっしょーまつでや    一生末代
いっち (いちばん)一番→江戸弁 朝帰りいっち怖いは女房なり→(江戸川柳)
いっちゃ 1把 2把 3把 いっちゃ、にちゃ、さんちゃ 一束 二束
いっちゃのき       エゴノキ ひき割って荷札、名札(目印)の代わりにした
いってでこ 行っておいで
いっとき         ちょっと ちょっくら 少しの時間 少しだけ
いっときまちろ ちょっと待っていなさい、ちょっとの間(一時の間)
いつのか         いつか
いつのかまに       いつのまにか
いっぴあ         いっぱい いっぴゃー 一杯 たくさん
いっぴゃー        一杯 たくさん
いっぺー いっぱい いっぴゃー
いて 〜て い〜て 
あけせーて→開けさせて あけせいて(い、え、に代わるものがある)
くなーて→来るなと けーて→帰って こうさんせーて→降参させて 
しとーて→して しといて→したから なって 
しょせーて→背負わせて 
つりーて→吊るして
でーて→出して
とういーて→とおして
とりもでいて→取り戻して
はしかきおていて→掻き落として
もでいて→戻して もでーて
よぼーて→呼んで
― → い、え
いけーておこことは→生かしておくことは
よばわりて→よばって、よばーって(呼んで)
よばる→呼ぶ 夜ばい
にて 〜あろにて
いでみい  おいで 出て来なさい、来なさい
いど       水の湧き出るところ 
いど       敷きわら 居床か もしょ
井戸川      水の湧き出る場所(樫立)
イドガワのみずーのませろーてって、まるんで、いかっちーや
いなさ      南東の風
いなぴかり     稲妻
いぬめ いぬめ
ほいで、そこで、いぬめい、ひっつかめーて→それで、その場で犬をつかまえて
いねこぎ     稲扱き
いねら      ユリ根 (ためとも百合→さくゆり)食用
いは       〜へは、〜には、〜をは
われいはひっかすらんのうわ→私の事は忘れてしまったのだろう
くにげいわいきんなか→東京へは行かないよ
いび
いびだま 指輪
いびわ 指輪
いへー 位牌 江戸言葉
いへーもち    位牌持ち 後継ぎ
いみ      
いみやき     明き いみあき
いも サトイモ 薩摩芋はカンモという
いもがら     里芋の茎
いもーしょ    サトイモ畑 焼畑
いもしる     里芋のみそ汁 かんも汁もある
いもつき     サトイモを茹でて臼で搗き野菜を入れた食べ物 塩辛などを付けて食べる
いよ 魚→よ いを、うを
余→魚 中国語に由来するとか
いらせる 居させる
遣らせる、乗らせる らせる→させる
いりんねー    いらない
いりんない    いらないよ
いる 連れて行く、ひきいる
いって→連れて いって→ひって
うしめいいってみこで→牛を引いて歩くので
いる        必要です ほしい
いれーに 由来に
ままこどーいれーに→継子であるために 由来
いろう かかわりあう 干渉する さわる
いろーで      じっと、そっと、やさしく さわらないで
いろうな からかうな さわるな
いろうる かかわりあう、干渉する、綺ふ・弄ふ(いろふ)、いらふとも
いろーる      (弄うる)からかう、触る 、いじめると言う場合にも
いんね 姉 あねい、あんねいの古形あね 姉(アンドともいう)
いんねー      言わないか 言わないのか 言わない
いんのあ      言わないか
いんのう      言わないか いんなー いんのあ いんなあ いんのーだー
いんのーだー    言わないのか?
いんのーどー    言わないのか?
いんぶ       いぼ 疣 ゆっぶ ゆんぶ
いっぶ       いぼ 疣
う行
を ばんもう→おばあさんを
けーろう、まちて→、帰るのを、待って
たおれて、あろう、みとってい→倒れて、いるのを、見てから
うい あれ うれ
ういだんのーわ  あれかもしれない、あれだろう
うい あれ あいつ
あしけのう、ういがのう、こごんいぇば、うごん、うごんいぇば、こごんで、みがもたぬ
ういつ       あいつ
ういで       初潮 ういでいうぇー→初潮の祝い はつたび たびごや
ういら       あいつたち
うぇ ええ、あらまあ
うぇい
うぇー ええ、あらまあ
うえかた      上の方
うえしゃん     上の方に
うえしま      上の方
うえんだ      上の方 上の段 下んだ→下の方 くったちのだ→下から二番目の段
うがた       あちら うがたこがた→あっちこっち あちこち
うがーに      あのように
うがらす ゴイサギ
うがん       あのような
うがんして ああして、あのようにして
うがんしょか    あのようにするか
うがんす      あのようにする
うがんすだ     あのようにするの
うがんせ      あのようにしなさい
うがんせば     あのようにしたら
うがんそだ     あのようにするのだ
うがんそだー    あのようにするのだ
うがんだ      あのようだ
うがんだら     あのようです
うがんどう     あのような
うがんどうじゃ   あのようだよ
うがんどうに    あのように あのような
うがんどうもの あんなもの、あのようなもの
うきす       うに
うぎーす ウグイス
うく あそこ
 
うくしゃん            あのほうへ あちらの方へ あそこへ
うぐ あそこ
うぐいすめ ウグイス
うぐゆす ウグイス
うぐゆすめ ウグイス
うくいら             あのあたり
うくら              あそこ
うくらへん            あの辺
うぐわーに あんなに、あのように
うぐゎん あんな
うぐゎんだ あんなに、あのように
うぐゎんどう           あのような
うぐゎんどうもの あんなもの、あのようなもの
うくんどうもの あんなもの、あのようなもの
うぐんどうもの あんなもの、あのようなもの どう、だら
うぐんどうもの、        あのようなもの うがんどうもの うがんだあもの
うけ 浮き、、浮け、浮子、泛子
うけーて            浮かべて 浮かせて
うこんて 浮くので
かぶのほうがいくらかしずもに、うぞのほうがいくらかうこんて
根元のほうがいくらか沈むし、先のほうがいくらか浮くから
うさぎめ ウサギ
うしえべず           てりはのいばら
うしめ
うしょ 海水 潮(うしお)
しょつと→潮だらけ 
うしょくみ           潮汲み
うそ ちがう、いいえ
うぞ 先 末(うら)
うちむらさき          ザボンのようなミカン
うっちゃきのうちち 一作昨日
うっちゃん           向こうへ 向こうの方へ あっちのほうへ
うっつえ           ふじつぼ うっつえい
うつてい 一作日 うちちい
うつてい   おととい 
(きねい→一昨日、さきうつてい→一昨昨日)きねい うつてい さきうつてい
うでる           茹でる
うどもうしい  うっとうしい
うな お前
うぬは  うなは  (樫立、大賀郷、三根)
うぬは            汝は、おのれは
浄瑠璃、今宮「―よく身を打たせたなあ、覚えて居ろ」
うぬ てめえ、お前  けんか腰の言い方のことも 汝
うの あれ
うの あの
うの あのね
うのー             あのー
うのない あのね
うのねい            あのね だからね 
うののう            あのね だからね うののあ
うのひと            あのひと うのしと
うまめ
うみじっぽ           なまこ
うめーじ            海牛
うら              あいつ あの人
うらがら            あの人達のに うらがらもおっとけ→あの人達のにも置いとけ
うらら             あいつ達 あの人達
うりーしぇい 瓜畑へ えーたじょ(良い畑)
うりーしょ           瓜畑
うれ あれ
うれい             あれを
うれえ             あれを
うれしい 体調がいい きもちがいい
うれしくなる 病気が治る きもちがよくなる らくになる
うれんせー          あれなどは あれは これんせー それんせー
うれんしゃー         あれなどは あれは これんしゃー それんしゃー
うろーどし 閏年
うんま 母  我が母 ふぁー ふぉー 我が母  おも
うんまい うまい
うね →新潟→うんめかった
うま →山形、三重、奈良、長崎、鹿児島、沖縄
うまい→岩手、佐渡、新潟、静岡
うめ→静岡、滋賀
うめー→新潟
うも→大分
うんにょ→鹿児島
うんば →伊豆七島、富山、奈良
うんまい→静岡 長野
うんめえ→千葉
うんまがって       美味しがって
うんまきゃ        美味しいです
うんまけ         おいしい うまい 
うんまけじゃ       美味しいよ 
うんまけもん       おいしいもの 旨いもの
うんまくじょうれ     美味しく料理しなさい
うんもうし        たからがい
え行
え 
あがえ、わがえ→我が家、
ひとのえ→人の家 ひとのえは宮城県辺りでも
えい  良い 三根の使い方?
えいが           訳すのが難しいお話を聞きに来てね解説のページ
えいが (えーが)   栄枯 栄賀 乾燥台 こな様を養う台、色々なものを乾燥する台
えー 良い
えー           
えーの 家の
えーのさっかたで 家のとある場所 家の前で
えげら           鰓 えら
えーす          めじな すかえーす→おきなめじな
えーだ           歩いた
えいだ           歩いた
えーたじょ         よい畑 肥えた畑
えーで           歩いて
えーのおなご
えーのおんなご       家のおなご→妻、つれあいのこと(自分の妻)
えーのやつ 妻 ゑーのおなご ゑーのやつ、ゑーのおなご・ゑーのやつ
えーみんのうごんなった   歩かなくなった
えーみんのうじゃ      歩かないよ
えーみんのーと       歩かないと
えーむ 歩く、歩む
えーももはしろもおんなし
えーむ           あるくこと ええんで行く→歩いて行く
ええむ           あるくこと  ええんで行く→歩いて行く
               ええめ →歩け ごらごらええめ、もうみにええめ、などという
えーめ
えーめ、ええめ        歩け ごらごらええめ、もうみにええめ、などという
えーめろごんなった      あるけるようになった(えーめろがん)
えーめんのうごんなった    歩けなくなった
えーめんのうごんなったし   歩けなくなったから
えーめんのうじゃ       歩けないです
えーもがん          歩きましょう 歩こう
えーもごん 歩こう 歩きましょう
えーもごんなった       あるくようになった(えーもがんなった)歩かなければならなくなった
えずい 気持がわるい、 おそろしい、いとわしい、ひどい、
きびしい、わるがしこい、強烈で強情である、わる賢い、ずるい
その他不快感を感じさせるせる様
えずい            いろいろな意味があります
古語辞典によれば不快、きゅうくつ、こわい、とあります
えずい            辞典づくりはえづきゃのう(ちっとお休み)
えづきゃ           むずかしい てれくさい 恥ずかしい いたたまれない きゅうくつ えづくろしい(京都)
えぞ(絵像)         
えぞる  手又は指でなぞる事
えぞる            まねて描く、なぞる 描く
えっがさ           えみがさ→椿、椎の実などのかさが割れているさま
えのみ            榎の実
えのおんなご         妻 女房 かみさん
えば             言えば
えびず            野葡萄 七島えびづる
えびめ 海老
えへしおや 烏帽子親。ゑへしおや
烏帽子親、武家社会で元服の時、烏帽子をかぶらせ、烏帽子名をつける、元服親
えべず            野葡萄 七島えびづる
えべす 恵比寿
えみちゃかれる  割れること 果物など熟れ過ぎて割れるときなどに使います
えむ  笑む ひび割れ、野菜や木の芽が発芽する時、地面が割れたりする場合などに使います
割れる(笑む) 果物などが熟して割れたりすること→えみちゃかれる
芝栗のゑむという日もなかりけり(小林一茶)
えむ、→割れること、ひびわれのこと 
えんでくる→割れてくる
山口県岩国 岸根栗
栗のイガが割れて落ちること栗が笑うと言うそうです
栗のイガが割れて開いている状態のこと
えっがさ→えみがさ→椿、椎の実などのかさが割れているさま
えんだ→割れた えんで→割れて
えら  たくさん、多い
江戸語の辞典→えらい→大変な、並々でない、鰓にあまる→多すぎる 
えらこし もう少し、多い少ない もちつと
えらこし⇔えら(多い」)こし(少ない) 多い少ない、たりたらず→多い少ない
えらばく  多いこと たくさん
えんこじゃんこ      性交の事 子供の囃子言葉
えんしゃー 家の人達、家族 家では
えんだ         割れた
えんちぇー 家では 
わがえんしゃーでは→うちなんかでは
えんで          割れて
えんていぇー 家 家では えんちぇー
えんはい 様々な魚の頭を塩につけたもの。しおから 調味料
塩梅、按排、按配 塩と梅酢で調味すること
えんばい 様々な魚の頭を塩につけたもの、しおから 加減、具合
お行
おお           うん、はい等返事の言葉
おおだけ         真竹
おおさま         おじいさん(祖父のこと)翁様からかな? ばんま→ 祖母 婆様からか
おう           うん、はい等返事の言葉 あう→樫立(おい)
おうさま         おじいさん(祖父のこと)翁様からかな? ばんま→ 祖母 婆様からか
おーさま おじいさん(祖父のこと)翁様からかな? ばんま→ 祖母 婆様からか
おうし 唖 おうし、おふし
おー はい
おうだち         泡立ち あわ→おう→潮
おうとう         べら
おーさーぎ 大騒 江戸言葉 おおさーぎ あたごと
おーさぎ アオサギ
おおさま 祖父
おーさま 祖父
おーし 唖 おうし おふし
おおじ 祖父
おーとし 大晦日 大年、大歳
おーな  そうだよ そのとおり はい
おうな          そうだね 、おうが樫立ひょんげが三根あったけち中之郷のせじどころ
おーみず 洪水、 大水
おーり 覆い 覆いの意味→木の枝や草が覆いかぶさっている様子
おか            陸 
おかげ草
おがさーら 小笠原 おがそーら 江戸言葉
おがまれる 供えてある
拝む
おそねーものが、やまのごん、おがまれて、あろーで
お供え物が、山のように、供えて、あったので
そこに、おがまって、あろ、ものう、みんな、ゆたんに、つつんで
そこに、供えて、ある、ものを、みんな、風呂敷に、包んで
おかりょうし       船を使わない漁師 磯物→海苔 海藻 貝類 等を取って生活する人
おがむ 供える
拝む」→「願う」「頼む」「見る」という意味
ほら、もーみん、にて、おがめい、てって、にて、おがめい、とってい
ほら、はやく、炊いて、供えな、といって、炊いて、供えさせてから
おきり 熾き、熾火 よきりともいう
おきどみ         かわはぎ
おくじ          奥 奥の方
おこる          起こる、発生する おこる
おごる 起こる、発生する おこる
おさ
おさーして        うそを言って、違った事を云って、言い訳をして
おしぇーて        教えて
おしーて 教えて
おしーる 教える
 おじゃる      
「おじゃる」にはたくさんの意味と使い方があります 「おじゃる」にはたくさんの意味と使い方があります
おじゃった         居た 行った 来た
おじゃったーて       ここに居ましたよ 来ましたよ 行きましたよ
おじゃたった        お行きになりましたか 来ていただきましたか  其処に居ましたか
おじゃったらーて      お行きになりました ここにいました いらっしゃいました
おじゃって         いらして(行く、来る、居る)、そのようで
おじゃってしんのーじゃ   お見えになりませんね そうではないです
おじゃってたもーて     来ていただいて
おじゃってたもーて     行っていただいて
おじゃってたもーて     居ていただいて
おじゃってたもーれ     来てください、行ってください、居てください
おじゃみ お手玉
茨城・埼玉・神奈川富山・岐阜・静岡・愛知・福井大阪・奈良・島根・兵庫・広島・山口・四国全県・大分・宮崎・熊本
おじゃらっち おいでになる、お出でになったけれど
おじゃらっち   お行きになったけれど お行きになる 居ましたけれど
らっち →〜をしたけれど
おじゃらっち        お行きになったけれど お行きになる 居ましたけれど
らっち→〜をしたけれど  〜だったけれど
おじゃらら         行きました  来ました 居ました
おじゃらろうか       来ていただきましたか?、行っていただきましたか?、居て戴きましたか?
おじゃらろうが       行きましたが、 来ましたが、居ましたが
おじゃらんのうが      行ったはずですが、 来たはずですが、居たはずですが
おじゃらんのーが      行ったはずですが、 来たはずですが、居たはずですが
おじゃらんのうわ      居たかも知れません おいでになったかもしれません 
行ってしまったかも知れません 来たかもしれません
おじゃらんのーわ      居たかも知れません おいでになったかもしれません
行ってしまったかも知れません 
おじゃろうが        行きましたが、 来ましたが、居ましたが
おじゃろうじゃ       行きました 来ましたよ  居ましたよ
おじゃりあれ いらっしゃい、居てください 行ってください
おじゃりいたしたんのうわ   お行きになったかもしれません おいでになったかもしれません
いたのかもしれません 居たでしょう
おじゃりいたしたんのーわ   おじゃりいたしたんのーわ  お行きになったかもしれません おいでになったかもしれません
いたのかもしれません 居たでしょう
おじゃりたした       行きましたが、 来ましたが、居ました
おじゃりーたす 〜御座います、あります、そのようです 居ます
おじゃりやしんなか お行になりませんよ、居ないと思いますよ 来て頂けません
おじゃりやった       お行きになりましたか 居ていただきましたか 来ていただきましたか
おじゃりやってたもーて  お行きくださいまして、来ていただきまして、居ていただきまして
おじゃりやりんなか     お行きになりません、来ていただけません、居て戴けないのです
おじゃりやる おいでになられる、お行きになる、来てもらう
おじゃりやるか       ごめん下さい 居ますか
おじゃりやるのー いらっしゃいますか、居ますね、お行きになります
おじゃりやれ いらっしゃい、来てください、行ってください 居てください
おじゃりやろーどーか いらっしゃいましたか いたのですか、お行きになったのですか
行きましたか きてくれましたか 居てくれたのですか
おじゃりやろか       ごめん下さい おじゃりやるかとも
おじゃりやろわ 来てくださいます 御行きになります、居らっしゃいます
おじゃりんじゃらんのーじゃ 御座いませんでしたでしょう、居なかったでしょう 居なかったでしょう
行かなかったのでしょう      行かなかったのでしょう  お見えにならなかったでしょう
おじゃりんじゃらー     お見えにならなかった
おじゃりんじゃらら     お見えにならなかった
おじゃりんじゃろうか    行きましたか きてくれましたか 居てくれたのですか
おじゃりんなか       行きません 来ません 居ません
おじゃりんなかんのうわ   行かないでしょう 来ないでしょう 居ないでしょう
おじゃりんのう       行かない 来ない 居ない
おじゃりんのうが      行かないのです 来ないのです 居ないのです
おじゃりんのうし      行かないじゃないですか 来ないじゃないですか 居ないじゃないですか
おじゃりんのうじゃ     行かないのです 来ないのです 居ないのです
おじゃりんのうて      行かないですから 来ないですから 居ないですから
そごんでおじゃろか?→そうなのですか?
おうそごんでおじゃろじゃ→はいそうでございます
おじゃる  居る 居ます くる 行く 〜でした おいでになる、御座る ございます
おしゃった         言いました
おじゃっか         おいでになるか そうなんですか おじゃるか
おしゃりやった       言いましたよ 
おしゃりやろうじゃ     いわれました おしゃりやろわ→言っていますよ
おしゃる          おっしゃる
おしゃろうか        言われましたか
おしゃろうじゃ       いわれましたよ 
おじゃれ おいで 行きなさい 居なさい
おじゃろか         おいでになりますか
おじゃろが         ございますが いらっしゃいますが お行きになりますが
おじゃろうか おいででしたか、行きましたか? 居ましたか
ぼーさまは、おじゃろうか→坊様はおいででしたか、お行きになりましたか
おじゃるのうわ 座いますね、居ると思います、おいでになると思います
おじゃろ、ほうが、よろしくおじゃろわ(おじゃりやろ)
おいでになる方が良いでしょう。居たほうが良いでしょう
来たほうが良いでしょう
おじゃんのーわ     ございましょう、いらっしゃるかも知れません いるかもしれません いるかもしれません
そうかも知れません
*おじゃる、おじゃり、おじゃれ にはたくさんの使い方(変化)があります。解説の頁へどうぞ
おしょこ 小牛
おしょこめ 牛の子
おしろ           うしろ
おせーて          教えて
おせいる 教える 江戸言葉
おせいると 教えると
おせんめー 銭米
おそ 嘘 おそあらい→洗いまね→簡単に洗うこと
うそ きつね→中之郷、やましゅとも
おそう、つく、こうは→ 嘘をつく子は
おそあらい         洗い真似をすること、簡単に洗うこと
おそーえ  うそだろう、うそをいうな
おそーせ  ちがうよ、ちがうだろう、うそをいうな
おそだー          ちがうよ
おそだーば         ちがうなら
おそだら          ちがうよ
おそねーもの お供え物。江戸言葉
おそーゆ          嘘をつく
おたき           反吐 おったき
おだてぼうこう       褒めて仕事をする事 仕事をさせる事
おちさん 叔父(にごらない)
おつ            上等ではないこと 質がよくない 形がよくない
よけこだろうに、おつになららのー→美人(美男)だったのに、みにくくなったよ
おつだー          質が良くないよ
おつだら          質が良くないよ
おつどーめ         質がよくない物 おつどーめ
おつどうめ         質がよくない物 おつどーめ
おつにならら        質が悪くなった
おっかない         どはずれたこと
おっかなからら       怖かった
おっかなかろあだー 怖かったんだよ、きつかった くたびれた
おっかなかろーだら     おっかなかろーだら    きつかったのだ
すごく
でいじからら きれいだったよ
うんまからら すごくおいしかったよ
よからら  すごくよかったよ
しゃしゃからら すごく熱かったよ
おっかなけ すごい 恐ろしい、 おっかなけしごと→きついしごと(こわい、こわけとも)
おつけ 味噌汁
おつける、   折れること 江戸言葉
おづける          折れること 江戸言葉
おったき          反吐 おたき
おづって          折って
あすなろーよおづってこうよ→あすなろうの枝を折ってきなさい
おったら だまって、しずかに 黙っていること おっとりからか
おったらあれよ       黙っていなさい  おったら⇔ようら
おったらで         だまって じっと
おっちゃくる 掬う(すくう・しゃくう)
おっちゃくる       しゃくること ひっちゃくる→江戸言葉(掬い取るにも使う)
おっちょる 折る 江戸言葉
おっちょれる  江戸言葉(ぶっちょれる→激しく折れる)ぶち折れる!? おつける おづける 折れること
おっちゅうめる       おしかける、大勢集まること 押し詰めるからか?
おっつかっつ        順序がばらばらな状態 順不同(江戸語)
どちらとも言えない 同じぐらい 
山海の珍味おっつかっつ出る(江戸川柳)
おつな 質がよくない 乙な 江戸言葉
乙→しゃれて気がきいているこ、。味なこと 江戸言葉
奇なこと、異なこと、風変りなこと 江戸言葉
おっぺーる  大声で吼える (ぺーる→へしおる濡れる)(ぺーる→濡れる)へーる
おっぺしおる 折る 圧し折る 江戸言葉
おっぺしょって       折って へしおって 江戸言葉     
おっぺしょる        へし折る おっぺしょる→江戸弁 折る 圧し折る 江戸言葉
おっぺす 押す おっぺす 押すこと(江戸弁)江戸言葉
おっぺせーて        押さえつけて 押しつけて
おっぺせーる        押さえる 押しつける
おっとりのむ        たくさんたべること
              おっとりのもわ→たくさんたべるよ
おでがる   怖がる、恐がる
おてる           落ちる
おでる   こわい 怖がる
おでろわよー        こわいよ、こわがるよ
おとあね 兄、姉妹
おとあねへ 兄弟、姉妹
おとうね          きょうだい(兄弟)(江戸弁)兄弟、姉妹
おとーね 兄弟、姉妹
おとぎゃー おとがい
おとぎゃー
おとげー 頤(おとがい)
おどし 威し、脅し 案山子 威し、脅し
案山子、岩手、岐阜、福井、近畿(三重以外)中国全県、四国 九州(佐賀以外)
おとじょ          家刀自 おとじょさま
おとしゃん 元に
おとふと
おどら   もつれ おどらんなる→もつれてしまう
しょめ節  紐のおどらはほどけもするが、主とのおどらはほどけない
おどらもくす     ぐちゃぐちゃ
おなが        はまだい
おなし 同じ
おなとし       同年 同い年
おなる 泣く
おにめ (めの項の解説を読んでね)
おのこご 男、男の子
おのこごのこ 男の子
おのこごめ 男、男の子 雄牛
おば 尾 尻尾
おばびろ       魚の名前
おべーる 覚える 知っている 江戸言葉 おびーた おべーた おぼーた     
おびーた       しっている(樫立だけ) くろーよ、どうしに、おびーた→苦労を一緒にした
おびーたあろか    知っているか
おびとちぃー     知っているのに
おびとっちぃー    知っているのに
おびない       知らない、知ってまか
おびーない      知らない、知ってまか
おびーる       知っている
おべんちゃ      心を尽くすこと
おぼしな 守護神 産土神(うぶすなかみ)
おぼゆ 産湯
おまい お前 江戸言葉 同等の相手を言う、 おまいさん
おみ         御身 あなた、おまえさま  お前
おみー    御身 あなた、おまえさま
おみが、やだらば、のうわれも、やだ(やぞ)、こがねつくりの、おみじゃなし
あなたが嫌なら、私だって嫌ですよ、黄金でできた貴方でもあるまいに
おみゃ お前、御身は 御身 あなた、おまえさま
おみゃー       御身 あなた、おまえさま
おみゃしでー     あなたしだい あなたの気持ち次第
おみゃしでゃー    あなたしだい あなたの気持ち次第
おみんしゃー あなたがた
おむなぐさ やんばるはこべ
おめー お前、江戸言葉 最上級の言い方 御前→古は貴人を指したもの
おめー あなた、おまえさま おめえ、おみ、おみゃー
おめーは、この仲間になっちゃ、だめどーだーよー
あなたはこの仲間になってはだめなんですよ
おめーら あなた方 お前等(江戸言葉)
おもおわ 忘れない 恋しく思う
おもおわよーい     さよならの意味に使われる おもおわよ 忘れません
思われろはのー→愛情を持って懐かしく思う事 別れ難い時などにも...。
しょめ節 帰るお方に土産はいらぬ〔おもおわよーい〕だけでよい
おもう 恋しく思う
おもわれる 忘れることができない
おもわれて 恋しくてたまらない
おやこ 親類。親戚  親子のような付き合い
青森、岩手、山形、千葉、群馬、埼玉
神奈川、石川、福井、山梨、長野、愛知、滋賀
京都、三重、兵庫、島根、広島、鹿児島
おやこ 親類 親戚
おやしかぶる  伸ばし放題、伸び放題
おやす 生やす ざんばら髪、畑の草などにも使う
髭を生やす。(植物を)生やす。『生やす』(おやす)
おやのごーてい 親のもとへ、親のところへ おやのがもとへ→おやのがもてい
おやひねこひねん    くねくねと大きく曲がったり小さく曲がったり
おやり   くず繭で紡いだ太い糸 おやり、おより
およー 親を、おやう
おより     くず繭で紡いだ太い糸
およる 休むこと、寝ること、横になること
およりやったか? およりやれ およりやろか およりやると
チンチン千鳥(北原白秋)ちんちん千鳥お寝らぬか
(お臥る、御夜) お臥る→(司馬遼太郎→風の武士)
おらわじゃーじきゃ あの人たちはきれいだ
おり 風除けの石垣、織土堤 石垣 石垣を積み作ることをおるという
おりどて  石垣(織土堤)玉石垣のことも 
おりどて、おり
おりどま        石垣のすきま 穴
おりまくる  波が荒い事、波が次から次へ押し寄せてくる事
おりまま 石垣、石垣の面、まま、は崖のこと 高い石垣
おろーで 織ったので 〜したので、 織ったから
おわたなれー      なれー 北東の風
おんなご 女性、女の子
おんなごのこ 女の子
おんなごめ 女の人、 雌(メス)、 雌牛を言う場合もある
おんなし 同じ
おんなしふーな    同じような 同じような
おんにごる 濁る すごく濁る
おんぶさる おぶさる
おんべいかつぎ 縁起を担ぐこと、またはその人 御幣
おんべー   縁起 御幣 
おんべーかつぎ おん幣かつぎ 御幣 縁起を担ぐこと(ひと)
おんべちゃ 心を尽くすこと
おんむしる 毟り取る むしること むしりとる事  江戸言葉 
をうぢどの 祖父
をのこご 男の子 男子
をべんちゃ おべんちゃら
をやこ          親戚 親戚
ををじ 祖父 をうさま
をんなご 女、おなご。
 
   六十歳代の方はまだまだ使っています
あ行