雑記帳

あんだあ かんだあ しゅうくか はげたか

思いつくままに書き出した島言葉です。
意味がわかりますか少しだけ意味を書いてあります。
少々重複していますがお許しください。


えずい えづい

えずい→恐ろしい、こわい、ひどい、不快である、きゅうくつ、などの意味があるそうです  
えずいには数種類の意味があります
えずい字 えずい話 えずい言葉 試験問題がえずい は難しい事
背中がえずい 目がえずい 靴下がえずい 服が身体に合わないとき、
などは、おかしい、変などの意味
人前で話す、一番前を歩く、人前に出る は恥ずかしい、やりにくい等
(参考→大勢の前で話すのはえずい、遅刻したから会場に入るのがえずい)
いたたまれない時、言い訳をするとき、えずきゃ、えづきゃ、えづきゃのー、
えづくて、えづけんて、えづーけ話、歌、本、字、言葉などと言います。
まだいろいろな状態のときに使われます。

十辺舎一九→東海道中膝栗毛に→あいつめえずいめにあわせてくれべい
浄瑠璃ー反魂香(近松門左衛門)
死骸の側へ出ることがああえず
「えず」は感動文に用いられた「えずい」の語幹だそうです
→ああえず  えず→怖い




  
画像にリンク→ えいが、えーが
 
黄八丈の糸←画像にリンク 

おやり、おより  くず繭を指で紡いだ太い糸
      
黄色
 
 
       
かば色 




*えいが(栄枯) または えーが 
えいが(えーが) 秣で作ります。 乾燥台 蚕を育てる台
八丈ススキを編んで作ります。(えいが竹と言われるススキの茎で製造した。)
(えいが竹と言うススキと同じ種類の植物と言う説もある)大正の終わりごろ生まれた人の話です。
大賀郷のまるどう(大賀郷中学校上交差点の北東側)と言う場所に多く生えていた。
今(二〇〇九)でも残っているらしいですが確認していない。食べ物 きんぼし クサヤなど保存食などを乾燥するために使われた。
沢山の物を広げて置く台。
だいこんきんぼし、かんも餅のかんも、ねんじかんも、くさや、岩海苔などを乾燥するときに使った。
*えいが(えーが)は現在でも岩海苔 ハンバ海苔 ねんじかんも キンボシ 等の乾燥台に使われています。
言葉の出所は、、、?。
大賀郷永郷海岸に栄賀庁(えいがちょう)、栄賀潟(えーがかた)という場所もある。
こなさま
最も重要な使用法は養蚕で蚕を飼育するための大事な道具でした。
茅葺屋根の下に「えーが挿し」という棚を作ってえーがに こなさま をのせ、かべーを与えて育てた。
はるご、なつご、あきご、ふゆご等一年に二度〜四度繭を生産した。子供たちは男の子はかべーもぎ、女の子は鑑別を手伝った。
昭和五〇年頃まで使われていました。
昭和二〇〜三〇年代のころ養蚕はまだまだ盛んでした。茅葺屋根の家が沢山残っていました。
(八丈島の茅葺屋根は独特の製法だったそうです。)
家の中、上部は座敷のように広くなっていて、えーがなどの保管場所になっていた。
こなさまの時期になると{えーがざし}という棚を組み立ててこなさまを育てた。養蚕はほとんどが女性の仕事で「はしっこ」
↓最盛期(最後の時)になると男手が必要になり、男はもちろん家中の人が手伝った。
こなさまはかべーを食べなくなるとしきる(透き通るような黄色い色になる)と言う状態になる。
ーーしきとうこなさま、しきたーるこなさま、しきたこなさまーーになると繭を作り始める。
頭を左右に振りながら盛んに糸を吐き、ほぼ2昼夜をかけて繭が出来る。1匹の蚕の糸の長さは一五〇〇〜二〇〇〇mになるそうです?。
ムカデ ねんじり ねんじ 
まぶし 撚りまぶし、 織りまぶしの二種類ある 撚りまぶし→ねんじり、むかでより
*この作業はすべて「えーが」の上で行われる。
ねんじり、むかで、おりまぶし、よりまぶし むかでよりかしたて
えいがざし↓組み立て式  2寸、。1寸 (えいがを差し込んでこなさまを育てる戸棚のようなもの。)
かべーに夜露をふくませる。(かべーに夜露をふくませることによって蚕の育ちが良くなる。)
くにご、しまご
はるご(春蚕)、なつご(夏蚕)、あきご(秋蚕)がありふゆご(晩秋蚕)もありこげーろときに 
たねご[種蚕]→(移出用のこなさま)を生産した。たねごのあまり養蚕で八丈絹を紡いだ。
清種(しなしゅ) 日本種があった。(日本種には黒い線があったそうです。)
おやり、おより  くず繭を指で紡いだ太い糸
黄八丈の糸 黄色 黒 かば色 白
流人の文化
染めと織りはこの島独自の技術でした。桑の栽培・蚕の飼育・蚕種の扱い方など養蚕に関しては流人がもたらしました。
安政の大獄に連座し、一八六〇(万延元)年に流された奥州伊達郡金原田村百姓八郎は、
『養蚕八老伝』を著し末吉村に伝えたところ、末吉村の養蚕は急に活気づいて数千両の利益を上げたらしい。
武州高麗郡井上村百姓伊三郎は大賀郷に養蚕技術を伝えようと『養蚕正伝』を著したが、
大賀郷では学ぶ人が少なかったそうです。
明治三年から一〇年まで流人として在島した信州高井郡出身の尾崎近蔵は蚕種製法に詳しく、
『養蚕種子取方』など2冊の本を著しました。(八丈実記)
本條為雄と言う方も静岡県から八丈島へ(明治三三年)養蚕の指導で来島したそうです。
三根の養蚕組合の方々の記念写真が残っています。    
 底土海岸での記念撮影です。(お孫さんの本條精三氏提供の写真です) 
本條為雄氏は養蚕の指導員として八丈島へ来島しました。三根の蚕業組合の方々です



せんげんしょう 人の名前で本名はわかりません。
明治時代の人らしいです。
通称(せんげんしょう)。明治生まれの方(1900年生)に聞いた話です。
この人は、毎日何の用事も無いのに近所の家を訪れては世間話をし
一日に千軒(たくさん)歩いたと言う。  
情報の配達役みたいな人だったのでしょうかね、

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優婆夷宝明神社
徒然草(106段)高野の証空上人
「こは希有の狼藉かな、四部の弟子はよな、比丘より比丘尼は劣り、
比丘尼より優婆塞は劣り、優婆塞より優婆夷は劣れり」
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懈怠→けだい
徒然草(92段)
ある人弓射ることを習ふに
いわんや一刹那のうちにおいて、懈怠の心あることを知らんや
同(188段)
ある者、子を法師になして西山の事は帰りてまたこそ思い立ためと思ふに、
一時の懈怠すなはち一生の懈怠となる。これを恐るべし。

あげしゃん、のっけしゃん  河口辺りの道路は狭くてー今で言う道路とはちがう(こうくちぼら→河口洞)ーとても細い道だった。 細道でとても危険だったそうです。 坂上方面、千鳥方面どちらへ行くのにも見上げる (あげしゃん、のっけしゃんなる→になって歩く)ほどに高い崖の中ほどにあった。 下から見ても上から見ても通行は危険だった。 「大竹ぼら」と言っていわゆる真竹の林があって夜通ると風に竹が揺れる音がとても怖かったという。 ほら→とは深い穴または沢のようなところを言う -------------------------------------------------------------------------------- こげーる  こげーのーか、こげーえんのーか、こげえんねー、こげーねー→寒くないか、寒くないですか こげーのーか、こげーえんのーか、こげえんねー、こげーねー →しり上がりに発音すると→寒くないか、寒くないですか →しり下がりに発音すると→さむいねー、さむいよ *しり上がりに発音する尻下がりに発音するのでは意味が違う こげーりいたそわ、こげーいたそわ、こげーろわ、こげーろわの、こげーろじゃ→寒いです、寒いですね こげーてこげーて、こげーてしんで→さむくてたまらない ほとーるも同じ様な使い方です。 ほとーりんのーか、ほとーりんねー、ほとーりいたそわ、ほとーろじゃ、ほとーてしんで、 ほとーてほとーてぱつこわ。 -------------------------------------------------------------------------------- おじゃるの話 居る、行く、〜です。などにつかう。 おー様はおじゃる→おじい様は居ますか?おじー様は行きます。 おじゃりいたす?→居ますか、お行きになりますか? おじゃりいたしとーか→お行きになりましたか?居たのですか? めいららー→ごめん下さい!  おじゃりいたしたー!おじゃってたもーた!おじゃりやろーじゃ! →きましたか、きてくださいましたか。いらっしゃいませ おじゃれ、→来て (おじゃれば→来たら?) おじゃれ、→行って(おじゃれば→行ったら?) おじゃってみたら→来てみたら おじゃってみたら→行ってみたら おじゃりやれ→来てください。   おじゃりやれ→行ってください。 (八丈島へおじゃりやれ→八丈島へ来てください。又はお行きになって下さい) どけーおじゃろ、どこへ居ますか、どこへ行きますか? どけーおじゃりいたしとー、どこに居たのですか?、どこへ行ったのですか? おじゃりやったー、→居たのですね おじゃりやったー、→行ってしまった しょめ節 なぶれかくれにおじゃらっちさまも、今じゃあしだでちょうちんで おじゃらっち→通っていたのに=おじゃる+らっち(らっち→〜していた) 人目を忍んで通っていたのに、いまは堂々と灯りをつけて, 足駄履きで大きな音を立てて愛しい人の下へ行くのですね。) 今の言い方だといからっちですか。(行く+らっち) うけーいからっちがのー→あそこへ行ったものですがねー。 ねっこけめでよくおじゃろが→小さいのでよいのですが ぼーけめのほーがよくおじゃるのーじゃ→大きい方がよいのでは? よけこでおじゃろじゃ→いいこですね、美人ですね(よけこ→美人又は美男子) ちんにくでおじゃってー→あまりよけこではないですよ(ちんにく→にくよ→ぶさいく -------------------------------------------------------------------------------- しんでの話 (まるんで→死んで)ですがしんでは死ぬ事ではない。 こげーてしんで、ほとーてしんで(めの話参照) やめてしんで、→痛くてたまらない うれしくてしんで→うれしくてたまらない あまくてしんで、→甘い からくてしんで、→辛い うんまくてしんで→おいしい わるくてしんで→まずい かなしくてしんで、→悲しい うれしくてしんで、→うれしい ごーはらでしんで、→ 悔しい きめーのめーてしんで→腹が立つ こわくてしんで→つかれること げっすりでしんで→つかれる らくでしんで→楽 よけこでしんで→美人 にくくてしんで→ぶさいく とおくてしんで→遠い ごーはらで、ごーはらで、きめーのめーて、しんで、あだんもかだんもでおじゃらら →腹が立って、腹が立って、悔しくて悔しくてどうにもこうにもならなかった しんで→前の言葉を強く言う、大げさに言う場合の言い方 広い、せまい、つめたい、熱い、等等 ひろくて、しんで せまくて、しんで ひゃっこくて、しんで しゃしゃくて、しんで
(め)の話
八丈方言ならば目→まなこですが動物や虫などにもめを付けて言う。 たとえば山羊なら山羊め、犬ならいぬめです。 共通語で言えば[(憎たらしい奴めのめ、のような使い方もある)] 八丈弁ならば ひゃっこけめ、しゃしゃーけめ、ぬるーけめ、 ぼーけめ、ねっこけめ、うんまけめ、わるーけめ、からーけめ、あまーけめ、にがーけめ、すっぱけめ、 まるーけめ、とんがろーめ、さんかくどーめ、まっすぐどーめ、ひんまがろーめ、ほそーけめ、ふとーけめ、 かたーけめ、よっこけめ、へたどーめ、うまけめ、できろめ、できんのーめ、よめろめ、よめんのーめ、 つよけめ、よわけめ、あかるけめ、くらけめ、よけこどーめ、にくよどーめ。 まだまだたくさんあります。 鬼めが三匹(落語三遊亭円生の火事息子) 私のペンネームは自称へんどーめ(hendohme)です。 へんどーめの反対はまともどーめ、へんじゃなっけめかな?いやいや→よっけめですよ かってーぼーどろぼーということばが使われますが八丈方言では憎たらしいと言うぐらいの意味です。 うの、かってぼーめ、うの、どろぼーめとか愛情をこめて使うようです。(うの→あの、あのような) -------------------------------------------------------------------------------- こわいの話 あがはーこわけんてやどーだら! ↑この言葉わざと翻訳しないでおきます。 こわい→きつい(仕事、運動) おーこわくてー!はやよそごん!→本当に疲れた。もうやめましょう おっかなくこわからら→すごーくきつかったよ -------------------------------------------------------------------------------- ごんの話   ごん→〜しよう、〜な うくにいこごん (がん)  アソコニ行きましょう あにょかそごん(がん)  何かしましょう ソゴンドウコトヲ(がん)(コトー)オシャラーテ→そんなことをおっしゃっても, こごんどうところ(がん)  こんな所  こういうところ おめーも、うぐん(うがん、うごん)どう、ところに、いきいたそか? →貴方もあのようなところにお行きになるのですか? おーそごん(がん)でおじゃろは→はいそうですね、はいそのようですね そごん(がん)しやろごんのー→そのようにしましょう そごん(がん)おしゃておじゃらら→そのようにおっしゃっていました そごん(がん)いってあらら→そう言っていたよ   うくにいこごん→あそこに行こう うくにおじゃってみんねー→あそこに行って見ませんか うくとはあそこと言う事    あにょかそごん(あにょかしょごん)→なにかしよう あにょかしてみやろごん→何かしてみましょう。何かしてみませんか あにょかとは何かという事,   そごんどうことをおしゃらーて,→そんな事をおっしゃっても そごんどーことーやらーて→そんな事を言っても おしゃらーてとは,おっしゃってということです  こごんどうところ→こんなところ -------------------------------------------------------------------------------- け→〜い,かなしけ事 よけこと かなしけじゃ こわけじゃ けは→いと言う意味でしょうか,,かなしけ事→悲しい事, よけこと→よい事 かなしけじゃ→かなしいです こわけじゃ→怖い、疲れる -------------------------------------------------------------------------------- じゃ ,  〜です  〜だよ どーじゃ又はとーじゃ じょうりかたんよってうんまけどうじゃ。 じゃ どーじゃ, じょんぺーどーじゃ,ジョンジョンぺーとーじゃ, ぺーる(濡れる) おっぺーる(吼える)ぺーるとおっぺーるはぜんぜん意味が違います ぺえんのーじゃ -------------------------------------------------------------------------------- だら  そごんだら(そがんだら)、やだら、むげーだら、ぼーけめだら、よけこだら, です、とか、ですね、とか、ですよ、などと言う事でだーとも言います。 そごんだー、やだーなど。 だら→ 〜です。〜だよ そごんだら、やだら、 むげーだら、ぼーけめだら、よけこだら。 走ろだら、急ごだら、 -------------------------------------------------------------------------------- ごんて  いそごんて→急ぎますから、いそいでいますから いそごんてかんべんしやれよ ごーどーて(gowadooWate) いそごーどーて 急いだから いそごーどーてあだんかできとーどーじゃ とーて やってみとーて してみましたよ 何回もやってみとーてへーきだら どーが してみとーどーが(dowaga) してみたのですが いろいろしてみとーどーがあだんもなりんなからら どう→〜のような,〜だから どう→dooWa どう どうじゃ どうにゃ どうて     そごんどう(そがんだー)  うぐんどう (うがんどー)ugandooWate へんどう (へんだー)hendoowa 〜どうじゃ→ 〜です,doowaja 〜どうて(うんまけめどうてかんでみー)doowate 〜だから 美味しいものだから食べてみなさい どうはじょう又はぞうに変化するdoowate→joowate→zoowate じょうりかたん(料理方)⇒料理の方法ということです。 じょうり→料理  じょう→りょう じょうりかたんよってはうんまけどうじゃ。 →料理の仕方によっておいしくなりますよ じょうるとは料るという意味です。 -------------------------------------------------------------------------------- のうじゃ 〜だろう 〜でしょう かわかんのうじゃ、  かわきんのうじゃ ゆわかんのうじゃ、         -------------------------------------------------------------------------------- のうわ   〜かもしれない       赤かんのうわ  しろかんのうわ  よかんのうわ -------------------------------------------------------------------------------- ほう ほうとは出来るという事です。   かこうほうか、かこうほうだら   やろうほうか→やろうほうだら うとうろうほうか(うとうろうろわよ), 歌えるか(歌えるよ) のぼろうほうか→のぼろうほうだら、 登れるか→登れます 出来ますか? 出来るか? やれるか? かけんなか、やろうほうない、やれんなか、うたえんなか、のぼれんなか、できんなか -------------------------------------------------------------------------------- あまご ,この言葉は翻訳の仕様がありません。あまごです。燻製器とも違います。 -------------------------------------------------------------------------------- いめみご 小さな籠(竹製) いもあらいじゃる(ざる) -------------------------------------------------------------------------------- ウシゲイ うしげぇ げいとは肥と言うことです 昭和50年代頃まで今で言うトイレ(八丈弁で閑所)が外に残っていた。 まや→厩 には牛が飼われていて かならずその建物(まやとかんじょ)はセットになっていた。 現在(2009)でもその名残の建物が近所に残っている。 牛の堆肥と下肥(人糞→げす)をサンドイッチにして肥料の生産をしていたのです。 子供のころ、夜便所に行くのが怖かったのを覚えています。 江戸時代流罪人が多いころ島人はようけ(夕飯)を食べないで休むこともあったそうです。 -------------------------------------------------------------------------------- みい いでみい,きてみい,かんでみい やってみい,ええんでみい, えらでみい, みいとは診るということで(試す)という意味です。 -------------------------------------------------------------------------------- へべら まだら へべら へびらとも言う 帷子などと言って身体につける物のこと。 まだら まだらとは直垂(真垂)と言う事で模様がたくさんある事。きれいな事。 -------------------------------------------------------------------------------- ん なか  否定のことば ,無い, かわきんなか, わかりんなか, いきんなか, まばってみんなか ん 前の言葉の助動詞ですかね? かんのうわ のーわ,赤かんのうわ(赤いかもしれない) しろかんのうわ  よかんのうわ うんまかんのーわ -------------------------------------------------------------------------------- ふたがじいまどうひと  フタガラジイマドウ人 (おわらない、落ち着けない) -------------------------------------------------------------------------------- おやり  繭くずを指手で糸にする。 指を舐めながら見事に糸にして行きます. とても暖かそうな織物が出来ます。 -------------------------------------------------------------------------------- つぼてが  つぼとは坪庭とか、小さいという事。小さい鍬のこと。 ひらてが 平鍬 てが てがは手鍬の事ですね。 とーぐわ 中国でもないが日本製ではないこと かんもほりぼう  サツマイモを収穫するときに使う棒 ------------------------------------------------------------------------------- さがさんち  三月三日 ごがごんち  五月五日 くがくんち  九月九日 -------------------------------------------------------------------------------- ごーじる(ごうじる)の話 -------------------------------------------------------------------------------- あいの話 あいとは自分を呼ぶときの言葉 あい→ぼく、私 わい→ぼく、私 あれ→ぼく、私 吾(あ、わ) 我(あ、わ) あがする、わがする、あいがする、わいがする、われがする、あれがする あがやる、わがやる、あいがやる、わいがやる、われがやる、あれがやる 行く、来る、する、やる、食べるのむ、頼む、はしる、座るなどなど。 自分のもの→あがめ、わがめ、われがめ、あれがめなどなど。 自分の家、私の家→あがえ、わがえ、あいらげー、わいらげー、あれがえ、われがえ、などとなる。  私、僕 自分を呼ぶとき(あが、あれ、わい、わが、われ、等) あいがやろわ→私が(ぼくが)いたします。あいらげー→私の家 私は→あや、わや、ありゃ、わりゃ、(われんしゃー、わんしゃー、われんちぇーわれんしぇー) 私たち→あいら、わいら、あれら、われら、 わがだんな→大事な子供、可愛い子ども、孫などを呼ぶ時の言葉、女性が使った。 -------------------------------------------------------------------------------- おっとりのむ -------------------------------------------------------------------------------- しゅーぐれる -------------------------------------------------------------------------------- むじょーよおこす -------------------------------------------------------------------------------- あらす -------------------------------------------------------------------------------- まるばれとーてよからーの -------------------------------------------------------------------------------- しんねこ -------------------------------------------------------------------------------- はんずめ -------------------------------------------------------------------------------- ぼうじ -------------------------------------------------------------------------------- はれへんご(やくたたず) 天南星(うらしまそう)のこと、 はれへんご→食べられないへんごのこと へんごとは島天南星のことです。救荒食物です。 うのはれへんごめ→あの役立たずなやつめと言う意味です。 -------------------------------------------------------------------------------- じいま じーまふたがじいまどうひと フタガラジイマドウ人  -------------------------------------------------------------------------------- ジョンジョンぺーとーじゃ びしょぬれになった ぺえんのーじゃ 濡れないですね ぺえんなからーの  濡れなかったね じょんぺーどーじゃ びしょぬれです -------------------------------------------------------------------------------- あだんの話 あだんでおじゃろ  どうですか? どうなっていますか?  この位でいいですか? これでいいですか? (あだでおじゃろ)注(あだっでおじゃろ) あだんしとう どうしたの? どうなったの? どこへやったのか? →なにかあったのか、何か事件でも起きたのか? あだんどう  どのような あだんどう どういうふうですか どのくらい あだんどう⇔あだんしとう あだんしょどう どのようにしますか どうしたらいいのか  あだんしょ(どうする)→あだんしょか(どうしようか)ともいう あだんかしょか→ どうにかしますか あだんしょうし  どうしようか、どうしようもない どうする事もできない あだんしょうし(あだんせいし) どうしよう どうにもならない? あきらめるとき。なげやりなとき。どうにもならないとき。 あだんしょうしな どうしようもない  手のうちようが無い 手だてが無い あだんして どのようにして  (思い出すとはよもねいられぬ おみはあだんしておよりやる) あなたの事を考えていたら夜になっても眠る事ができない 貴方はどのようにしてお寝みになるのですか?    しょめ節  [あだんしょうしな、ぶっちゃとけてごば、てんでなろかみ、あだんしょうし] てんでなろかみ→天で鳴る雷 『あだんでおじゃろ (あだでおじゃろ)注 』 あだんせーし  どうしようか  どうにもならない    あだんせーてよどう どうしろと言うのですか あだんせばよけどう どうしたらよいのか あだんもかだんも どうにもこうにも あだんなろう(あだんならってー) どうなりました。どうなった?   -------------------------------------------------------------------------------- あにょか  なにかを(なにか)なにを あにょしょ 何をしているのか?  「あにょしょーい?」「あにょしたーろ?」 あにょよ   何を言うの 何を言っているか? あにょよか  何を言うのか  よか→言うか? よか  よ→言う か→疑問(よとえば) -------------------------------------------------------------------------------- あんせー(あんのがら→何のために) なにしに、何で あんせいやろどう(あんせーやろどー)   何でするのか? なんのためにするの!、 (あんせーいこどう、言をどう)      あんのがら  なんのために  あんでかーて(なんとかとか、何故かと)  -------------------------------------------------------------------------------- えらこし  多い少ない、丁度良い加減 -------------------------------------------------------------------------------- しょ する  するのか?  あにょしょ→何をしているのか?  あにょしょどう→何をするのか? -------------------------------------------------------------------------------- はろーた  はらわた 腸  自分が産んだ子供の事 -------------------------------------------------------------------------------- ハシカク(はしかける。はしかきまわす) はしかけなでる  はしは強める意味,たとえばぶん殴るのぶんと同義語 -------------------------------------------------------------------------------- えっざ(円座) かけぼ(掛け穂)掛け穂とは品種改良の事ですね。交配することです。 かってー くすげー どろぼー くさり きげーばこ(きがえ箱)  着物を入れておく箱 きねい うつてい さきうつてい くしょ(櫛) 櫛のこと、くしょよこせなどと使います くら 鞍の事です。倉庫の場合は高倉ですか? (だちんつけ)→駄賃付け→運送業 けーもち(けぇもち) げーと同じ肥もちと言う事で肥を運ぶもの              牛の背中に乗せる台(ケエ→肥やしの事) こっちき  こいつ さしのー さしなわ のーとは縄のこと しっちょー(七郎)、はっちょー(八郎) ショイノー(背負い縄) しょい籠 ひょうら籠 しばかりかご いっちょうのり(3升5合) ジョンジョンぺーとーじゃ びしょぬれになった ぺえんのーじゃ 濡れないですね ぺえんなからーの  濡れなかったね じょんぺーどーじゃ びしょぬれです せーみ(さいみのり) せつぶ(節分の事 たれー  たらい たろー(太郎)、じょー(次郎)、さぼー(三郎)、しょー(四郎)ごろー、 ろくろー(どくろー)、しっちょー(七郎)、はっちょー(八郎) ツクメ   牛の鼻冠 てうす てぎね とうら(たわら) とーら とーらなか  大どうら とか言って 大きな岩とか穴がたくさんある山の中 ,洞浦の事 にょこ、なか、てご、くす、じいろ、あっぱ のーずるなべ のーずるとは縄と蔓 ハンノウ  のーとは縄のこと ハンバ ハバのり(ハンバカキ、ノリカキ) ひょうそく とうげい てしょく だんぷ(らんぷ)どーそく(ローソク) ひょうそく(火蜀)とうげい(灯掲)てしょく(手蜀 )だんぷ(らんぷ)どーそく(蝋燭) ぶちぎね ふるしき ボッコ (ぞくぼっこ→ぞっくめ⇔ばめ) ぼっことはごついと言う事でたくましいと言うのでしょうか。 まがま 鎌 マヤ(馬屋) 厩 八丈では牛小屋の事を言うのが一般的 みつてが 三本に分かれている もうす(まわす) 駒回し→駒をもうしてあそぶ  駒もうし よ  言う →言うのか? あにょよ→何を言うのか 、何を言っているの よ→ゆ   あにょかゆのー→何をいっているのかねー よっだりかけ(よだれ)よだれかけ 足半(アシナカ) 足の半分の大きさしかない草履の事。 力を入れるために爪先だけに履く。 わらぞうり じょーり ぼっくり つのくりぞうり 先のほうが角のような形をしている草履の事 鈍根 どんこん (鈍児 どんご) 二日日(ふつかび)